質問に答えてから、お母さんに頼まれたドリンクの補充をする。
はじめはこの箱を持つのも苦労したけど、いまではひょいっと持ち上げるから力がついてきていると実感する。
「白川雪乃……きれいな名前ですね」
「あ、ありがとうございます」
なんだか恥ずかしくて、顔が少し火照る。
ドリンクの補充を完了し、ふぅ、と息を吐く。
「ゆきちゃんって高校生?」
「はい、高2です」
「そうなんだ。若いね。おれは今年の3月に卒業したよ」
「あんまり変わらないですよ」
「いや、高校生と社会人ってだいぶ違うよ」
ってことは進学はせずに就職したんだ。
今年卒業ってことはわたしの2つ上になる。
2つ違うだけでこんなにも大人っぽい。
でも笑顔はかっこよさとかわいさを兼ね備えている。



