超人気アイドルは、無自覚女子を溺愛中。




はじめは軽くかけあうだけだったのが、だんだんとヒートアップしていき頭から濡れている。


「あ、目に入ったかも……」



前髪から落ちた雫が右目に入りしみる。
海水が目に入るのは本日2度目。学習しないなぁと少し反省。


動きを止めたわたしにすぐに空野さんは駆け寄ってきてくれた。



「大丈夫?ちょっと見せて」

「たぶん大丈夫です」

「目は開けられる?」


わたしの頬に触れて目を確認してくれる空野さんは少し焦っているように見える。

ここまで心配してくれるとは思わなくて少し驚いた。



「大丈夫ですよ」


言いながら目を開けると、空野さんが確認するために顔を近づける。

少しでも動いたら唇が触れてしまいそう。
息がかかりくすぐったいのと恥ずかしいのとで、体温が急上昇した。


空野さんの綺麗な顔がすごく近い。

これは、大丈夫じゃない……。



「空野さん……」

「どうしたの?痛い?」


両手で自分の顔を覆って、空野さんと距離をとる。

すごくドキドキする。