「ゆきちゃん、早くおれと付き合ってよ」

「え?」

「ゆきちゃんほんとかわいいし癒しだし、ずっと一緒にいたい」

「お店に来ていただけたらいつでも会えますよ」

「そうゆう意味じゃないんだけど!通うけど!」



空野さんの言葉に真剣に返したのに、むすっとされてしまった。

間違ったこと言ったかな?


でも、すぐに笑ってくれたし大丈夫かな。



「そういえば通うって言ったばっかたけど、おれ明日から仕事が忙しくなってなかなかお店に来れなくなるかも」

「あ、そうなんですね」


空野さんがいないと寂しくなるな。

どれくらい来られないんだろう……。




「うん。来られるときは来たいとは思ってるけど、いつ来れそうかわからないんだ」

「寂しいですけど、お仕事がんばってくださいね」

「おれも寂しいよ。でもゆきちゃんにそう言われたらがんばれる」



ニコッと微笑む空野さんは相変わらず眩しいほどの笑顔。