超人気アイドルは、無自覚女子を溺愛中。




だけど黒瀬くんのグラスは来たときのまま。




「あんまりすきじゃなかった?ちょっと甘酸っぱいから好き嫌いわかれるし……」

「……そういうわけじゃないけど」

「ほんと?よかった」



わたしの言葉を聞いて、黒瀬くんは一度目を伏せてわたしを見た。

目が合ったからニコッと笑ってみるとグラスを持って一口飲んだ。



どう?


と、口には出していないけどきっとわたしの顔は黒瀬くんの感想を待っていた。



「うまいよ」


だからか、感想を聞かせてくれた。

そこでほっと安堵する。



「やった!」



黒瀬くんにもそう言ってもらえてうれしい。

それからまた勉強をして、小テストの問題を理解したところで今日はお開きになった。




「みんなありがとう!」

「こちらこそ場所貸してくれてありがとう」

「また来るよ!!」

「うれしい。待ってるね!」




お店の前に出てみんなを見送る。