「おれの頭の中なんて雪乃ばっかりだよ」

「わたしが颯くんの頭の中占領しちゃってるんですね」

「そうだよ。責任とってよ」

「わたしだって、颯くんばっかりで、すきにさせられすぎてしんどいもん。責任、とってくれますか?」

「うん。一生かけて責任とらせて」



もう、颯くんに夢中だ。


今度は寸止めなんかじゃなくて、甘いキスを落とされる。

唇から愛が伝わる。
すきがあふれる。



すきはあふれてもあふれても、すぐにまた心の底からあふれてきていっぱいのまま。




「これからもよろしくね」



わたしの彼氏は人気者。

たくさんの人を笑顔にして幸せを与えて、たくさんの人に愛されている。




でもね、アイドルじゃないときのきみの好きはわたしの特別。