「学校のことでも、なんでも、おれに話してほしいよ。ゆきちゃんのことはおれのことでもあるから」
「じゃあ、颯くんのこともわたしのことですね」
「うん。ひとりで抱え込むのは禁止」
「わかりました。約束」
小指を絡める。
ふたりの約束。
うれしいも、たのしいも、かなしいも、くるしいも、しあわせも、ぜんぶ颯くんと共有していく。
「颯くん」
「ん?」
「写真、撮っていいですか?」
「え?」
同じ制服を着ているなんて貴重だ。
もう一生ないかもしれない。
颯くんとの制服デートは諦めていたから。
こんなチャンスは二度とない。
そう思ったら撮らずにはいられない。
「いまは同級生です」
「かわいすぎ。いいよ。一緒に撮ろう」
それから制服で一緒に写真を撮る。
すごくドキドキする。
颯くんはまだまだ制服が似合うね。
「かっこいいです」
「同級生に敬語は変でしょ」
「え……」
「雪乃」
見つめられて、心臓が大きく音を立てる。
すきすぎてくるしい。
「……颯」
「……っ」
「やっぱり、恥ずかしいです!」
「ごめん、無理、かわいい」
「ひゃっ」
颯くんに勢いよく引き寄せられて、そのまま口づけられた。
深いキスにすぐに溺れてしまう。



