友達なのに隠して、本当は良い気しないと思うのに。
それでもわたしの気持ちも汲み取ってくれる。
本当に優しい友達だ。
「いまは言えないけど……いつかぜったいに全部言うから」
「おばあちゃんになっても、幽霊になっても、待ってるから焦らないでいいよ」
「さすがにそこまで待たせないよ!」
ふたり見つめあって笑った。
花音ちゃんは勘が鋭いからもしかしたら気づいているのかもしれない。
でも、友達とはいえアイドルとの恋愛を認めるのはよくないと思うから。
いつだれが聞いて、どこから情報が洩れるかわからない。
わたしはアイドルの颯くんも守りたいから。
いまは花音ちゃんの寛大さに甘えさせてもらうことにする。
けど、ぜったいにいつか話をきいてもらうからね。
花音ちゃんと教室に行き変わらない生活。
を、昼休みまで送ることができていた。
お弁当を食べて、ひとりでお手洗いに行き教室に戻っているときだった。



