「いいよ。いじわるで。こんなおれでも、雪乃がすきでいてくれるから」
「……だいすき」
顔を真っ赤にさせて目を閉じたゆきちゃんがゆっくりと唇を重ねてくる。
もうそれだけでおれの理性なんて吹っ飛んで、ゆきちゃんの後頭部と腰に手を回した。
すぐに離れていこうとした温もりを逃さないように、再び捕まえる。
触れるだけじゃ足りないよ。
ゆきちゃんが足りないんだよ。
いっきに深くしてゆきちゃんと0距離。
重なる温もり、吐息、すべてが愛しい。
何回しても顔を赤く染めて、恥ずかしそうに身を引くゆきちゃんがたまたなく愛しい。
そのままゆきちゃんを押し倒す。
この態勢でゆきちゃんに触れるのは初めてで、でもおれはもう止められなくて。
「颯くん……っ、」
涙目でおれを見るゆきちゃんに、痛くなるほど心臓が反応する。
こんな気持ち、ほんとゆきちゃんだけだよ。



