パタパタと手で顔をあおぎ、熱を冷ます。
「写真ないの?」
「え?」
「見たい!」
「藍原くんは知ってるの?」
急に凌馬くんにも話が振られて焦る。
凌馬くんを見ると、伏し目がちで不機嫌になっている。
きっとこういう恋バナとか苦手なんだ。
話題変えなきゃ。
「あのっ……」
――――コンコンコンっ
話題を変えようと声を出したと同時に、個室のドアがノックされた。
それは盛り上がっている中でも、けっこう響いてみんなが視線をドアに向けた。
そしてドアがゆっくりと開かれる。
「こんばんは。aozoraのソラです。みなさんお疲れ様です」
「あれ?ソラくん。どうしたの?」
「僕もちょうどここで食事していたんです。お開きになって帰ろうとしたらみなさんがここにいると聞き、ご挨拶をと思いまして」
ドアが開いた先には笑顔の颯くんがいて、驚きで固まってしまう。
瞬きを繰り返し、何度も姿を確認するけどやっぱり颯くんだ。



