「売れそうだな。藍原凌馬の新しいカオ見つけちゃったし」
「よかったですよね」
凌馬くんのことで盛り上がる。
今回のテーマのことを考えてわたしに代役を頼んだんだ。
言われたことをするだけじゃなくて、一緒に作り上げていく感じはなんか素敵だね。
だからといって、わたしが代役というのはやっぱりどうなんだろうと思うけど。
「藍原凌馬の素の高校生の姿が見られました」
「本当にデートしてる気分になれるページになりそう」
凌馬くんって本当にすごい人なんだ。
こんなにいろんな人を惹きつけ求められる存在として輝いている。
同い年なのにわたしとは大違いだ。
「白川さんもどうだった?いきなりで戸惑ったと思うけど」
「そうですね。わけがわからないままって感じだったんですけど、すごく貴重な体験をさせていただきました」
「ほんといきなりでびっくりだよね」
「でもすごく自然でよかったよ」
「それは凌馬くんがリードしてくれたので、ちょっと落ち着きました」
「凌馬がだれかに気をつかうなんて……成長したな」



