すごくきれいなキッチン。
あまり使ってはなさそうだけど、ちゃんときれいにしているのが颯くんらしい。
「……お風呂は?」
「おれも手伝いたい、けど料理できないからゆきちゃんの料理姿を見るの」
「疲れとってきてください」
「ゆきちゃん見てるほうが疲れとれるって前言わなかったっけ?」
そんなふうなこと、言われたような気もするけど。
颯くんはキラキラした瞳を向ける。
この瞳に弱い。
「わかりました。じゃあ煮込み時間にお風呂です!」
「ゆきちゃんも一緒にね!」
「へっ!?」
「かーわい」
からかわれた……!
颯くんがいたずらに笑うから、恥ずかしくなって誤魔化すように材料を出して野菜を洗った。
颯くんに見られながら、ときに手伝ってもらいながら、一緒にクリームシチューを作る。
そして煮込み時間になって、颯くんはお風呂へ行くけどすぐに上がってくる。
「おれが見とくからゆきちゃんもお風呂に入ってきたら?」
そう促されて、お風呂に入る。
はじめての人のお家でお風呂にゆっくり入るのってなんだか緊張しちゃうから、すぐに上がる。
颯くんにはもっとゆっくりしてもいいのにって言われたけど、それには笑顔で返しておいた。



