ドキドキしながら、リビングに案内される。
すごく広くてなんだか落ち着かない。
けど、颯くんらしい白基調のきれいな部屋。
「そんな緊張しないで、くつろいでいいからね」
「はい……」
「ふっ、かわいすぎ」
颯くんがわたしに近づいてきてそのまま抱き締める。
久しぶりの温もりに安心する。
今日はこんなに触れ合えなかったから。
デートもいいけど、こうしてハグして触れ合うのもすきな時間。
「ご飯、食べよっか。なんか頼む?」
「あ、よかったらわたし作りましょうか?」
「え?」
「今日は運転してもらいましたし、お礼です。お風呂に入ってゆっくり待っててください」
家から食材を少し持ってきた。
今日のお礼になにかしたかったから。
「うれしい!」
「へへっ、待っててくださいね。クリームシチューでいいですか?」
「うん!楽しみ!」
「がんばります!」
颯くんにハグされて元気も出たし、気合い十分。
キッチンを借りて料理をはじめる。



