「クラゲも綺麗ですね。神秘的な感じ」
「このクラゲ強そう」
「いろんな種類あるんですね」
水槽の前にある看板やパネルの紹介文を読む。
見るだけで楽しいってすごいな。
まだまだ知らないことやものがたくさんあるんだ。
「そろそろイルカショー始まるよ」
「行きましょうか」
颯くんの声に反応し、イルカショーの会場まで歩く。
その間もずっと手を繋いでいてくれて、やっぱり照れてしまうけどうれしい。
端っこの前のほうがガラッと空いていたから人の少ないそこに座る。
「楽しみですね」
肩が触れ合うくらいの距離でドキドキする。
けど、颯くんはいつも通り。
本当はわたしも颯くんをドキドキさせたいんだけどな……。
イルカショーがはじまると、ふたりして声を上げながら楽しんだ。
イルカのあとにはアシカも登場して、夢中になって見ていた。



