そして器を持ち上げて一口。
男の人の瞳からこぼれた涙。
「…あのっ…」
「…あっわりぃ」
そう言いながらあわてて涙を拭いてる。
あたしはちょっととまどいながらも
男の人が食べてた弁当と料理を
入れ替えた。
そしてもう一回手を合わせて、
「いただきます」
弁当を食べた。
「…いただきます」
男の人もあたしにつづいて
元カノさんの作った料理を食べ始めた。
弁当を食べたあたしはお風呂も入り、
男の人が言ってた部屋に入った。
その部屋は女の人の部屋っぽくて
きれいに片付けてあって
いい香りがする。
元カノさんの部屋だってのは
すぐに分かった。
…あたし…このままどうするの?
なんて自分で自分に問いかけた。



