Seven...YUKI



「もしもし…なんだお前か。
今はちょっと…分かった」



松田は携帯を切り、



「愛莉、ちょっと待ってるんだぞ」



あたしにそう言って部屋から出て行った。



あたしは何も反応せず
床に寝転がったままだった。



そんな中で見つけた。



部屋の置くに…もう1つ部屋?



あたしは重い体を起こして
おそるおそる部屋に入ってみた。



「…何…これ」



そこには本棚いっぱいの書類と
壁一面にはられた女の子の
コスプレ写真に…いやらしい写真。



あたしは写真からは目をそむけ
本棚の書類を見てみた。



これって…もしかして。



「裏事業…ってこと?」



欠陥住宅を高値で売ってる…。



建設だって…基本に基づいてない設計図。



それはまったく知識の無い私だって
分かるような書類。



こんなにたくさん…。



だから松田はこんなにお金を…。