あたしは黙ってその後をついていく。
着いた場所は前に入るなと言われた部屋。
「入りなさい」
松田は鍵を開けて扉を開けることなく
あたしにそう言った。
「でも…前に入るなって」
「いいから入りなさいっ」
あたしは無理やり部屋にいれられ、
その反動で床に倒れこんだ。
え?…何これ。
体をさすりながら視線を上げたあたしは、
目の前の景色に頭の中が真っ白になった。
ナース、CA、制服、メイド服など
たくさんのコスプレ衣装を着たマネキンが
ショーウィンドウの中に並んでる。
あたしの頭からは?が抜け出さない。
そんな私に松田は近づき、
「これに着替えなさい」
あたしに制服を渡してきた。
スカートが超ミニ。
下からのぞかれたら
パンツが見えちゃうぐらいの。
「…嫌」
「早く着替えなさい!」



