そう言って入ろうとすると、
「入るな!!!!!!」
びくっ
叫び声に振り返るとそこには
すごいけんまくの松田がいた。
「お前達、もういいから行け!」
「はっはい!すいません!」
そう言われたSP達はそそくさと
その場から離れていった。
松田がドアを閉める時に少しだけ
見えた部屋の中。
誰だか分からないけど女の人がいた。
…何?…セーラー服?
「愛莉、1つ話しておく」
「あっ、はい…」
「ここの部屋には絶対に入るな」
「何で?」
「いいから入るんじゃない。
ここには私の大切なものがあるんだ」
優しくだけどすごく怖い顔で
そう話す松田。
あたしはそれにびびって、
「はい…」
というしかなかった。



