Seven...YUKI



誰だろう…奥さんとか?



話が終わった松田は車を走らせた。



20分ほどで着いた場所は
住宅街の奥に建つ豪華な家。



ううん…家っていうより別荘?…屋敷?



とにかくすっごくでかい家の前で
車は止まった。



「さぁ、着いたよ」



車を降りて家の中に入る。



「おかえりなさませ。也須さま」



玄関に入ると2人のメイドと
10人ぐらいのSPみたいな人達が
出迎えてくれた。



「食事の準備はできてるか?」



「はい、整っております」



「じゃあ食事にしよう」



そう言われて食堂に案内された。



食堂の机の上には
食べたことのない豪華な食事が並んでる。



席につくとメイドさんがあたしの
グラスにジュースを注いでくれた。



「じゃあいただこうか」



ワインの入ったグラスを持つ松田に続き、
あたしもあわててグラスを持った。



「これからよろしくね、愛莉ちゃん」