「ちょっと…丈君?
あなたの気持ちも分かるけど園長先生に
じじいはないんじゃ…」



「うるせぇーんだよばばあ」



「ばっ!?」



「部屋に連れてかねぇなら
自分で探すんで…」



「分かった分かった。
私が案内するから荷物を持っておいで」



園長先生に言われたとおり足元にあった
荷物をもって園長先生についていった。



「なんだ?あいつ…ガラわりぃな」



「先生~。あのお兄ちゃん怖いよ~」



小さい子達は怖がって先生や高校生に
すがりついて泣き出した。



そりゃ…この平和な施設には
あんな不良来ないから。



怖がるのも無理ないよね。



まぁ…あたしの学校にはたくさん
いるから慣れてるけど…。



でも、あの人なんであんなに
荒れてるんだろう…。



ガッシャーン!!!



え…?



「ねぇ~今の音な~に?」



「怖いよ~!!」



今のって…ガラスの割れる音。