「「雪ちゃ~~~んっっ」」
そんな香奈さんの後ろから手を繋いで
走ってくる歌音ちゃんとひかるくん。
香奈さんを追いこして向かってきた2人は
ひかるくん、歌音ちゃんの順にあたしに
抱きついた。
「ちょっとひかる!!」
抱きついた瞬間ひかるくんの頭を
思いっきり叩く歌音ちゃん。
「痛いよぉ…」
「なんで歌音より先に雪ちゃんに
抱きついてんのよっ!!
邪魔なのよ、あんたっ!!」
あたしに抱きついたまま頭を押さえてる
ひかるくんをあたしからはがして抱きつく
歌音ちゃん。
「うぅ~…」
あ~泣いちゃった。
「ぴーぴー泣いてんじゃないわよっ」
あたしの服を掴んだまま、
ひかるくにそう言う歌音ちゃん。
「だっでぇ~…
歌音ちゃんがだだいだぁ~…」
「泣かないで?ひかるくん」
あたしはひかるくんの涙を指で拭いた。
「男のくせに弱っちい奴っっ!!」
「女のくせに歌音が強すぎるのよ…」



