滝さんに呼ばれあわてて準備をする。
――――8年後
『ねぇ、いいじゃんっ。
俺と付き合ってよ』
「…何度もお断りしてますよね?」
『だって諦めらんないからさ~。何?
好きな人でもいるわけ?』
しつこい…。
『ねぇ、雪ちゃん』
「あたし彼氏いるんでっ!!」
『えっ?ちょっ…』
プツッ
相手が言い終わらないうちに
携帯のボタンを力強く押した。
「またデートのお誘い?」
携帯を閉じながらSevenのスタジオの
ドアを開けるあたしは、後ろから
かけられた声に振り返った。
「香奈さん」
「相変わらずモテますね~」
サングラスをはずしながらこっちに
向かってくる。



