Seven...YUKI



「来月号の表紙、
雪ちゃんに変更したから急いで準備して」



「え!?」



「でもいまからじゃ
間に合わないんじゃ…」



「今日の昼までに撮影して持って行けば
ギリギリ間に合う。
ぐずぐずしてる暇ないぞっ」



戸惑っていたスタッフさん達は、
渡部さんのその言葉ですぐに準備に
取りかかった。



「待ってくださいっ」



スタジオに戻ろうとしていた
渡部さんを引き止めた。



「何?」



「来月号の表紙は香奈さんでしたよね?
なんで急に…」



「雪ちゃんはモデルでしょ?」



「え?」



「余計なこと考えないで、読者に夢を
与えることだけ考えてればいいんだよ」



それって…モデルの仕事に戻って
いいってこと?



「あぁ、それと」



スタジオに足を向けていた渡部さんは
振り返り、



「そのネックレス可愛いじゃん。
撮影で使えば?」



笑顔でそう言うとスタジオに戻って
いった。