「…光輝…っ…」
窓から入ってくる太陽の光があたり、
綺麗に輝く指輪。
溢れ出す涙でぼやけていく指輪。
光輝が…あたしにくれた
最後のプレゼント。
たくさん愛してくれた光輝が、
あたしにくれた最後のプレゼント。
「光輝はきっと…雪ちゃんが笑って
生きていくことを願ってる。
いつまでもこのままじゃダメでしょ?」
止まらない涙を流したまま、
必死に首をたてにふる。
「雪ちゃんは1人じゃないのよ…
みんなついてるから」
香奈さんが優しくあたしを抱きしめた。
「光輝だってきっと見守ってくれてる。
いつだって雪ちゃんを見守ってる」
「…っ…は…いっ…」
搾り出すように返事をした。
…いつまでもこのままじゃいけないの。
自分に甘えちゃダメなの。
光輝の脳死を受け入れて…
前に進まないと何も始まらない。
大丈夫…。
光輝と出会った事で得たものが
あたしの周りには溢れてる。



