Seven...YUKI



宮さんの言葉をさえぎった。



「仕事には行く…大丈夫だから…」



必死に笑顔を作り、箸を置いた。



「ごちそうさまでした…」



小さくあいさつをして、部屋から出た。



仕事を休んで家にいても意味が無い。



きっと、ずっと光輝のことを考えて
しまう。



だから仕事に行った方がいいの。



何かで気をまぎらわせた方がいいの。



…そう思ってた。










パシャパシャ



いつもは心地いいシャッター音。



一定のリズム感で自然に体が動くのに…。



今日はついていけない。



パシャパシャパシャ



シャッター音がどんどん早くなって、
あたしは置いていかれてる。



「はいっストップ!!」