Seven...YUKI



部屋は…春だというのに冷たい。



今…丈の声。



「愛莉…なんで俺のベッドで寝てんだよ」



「丈?」



「愛莉…泣かないで?」



やだ…あたしおかしいんだ。



丈の姿は無いのに…声が。



丈の声が聞こえるなんて。



「愛莉…泣くなよ」



「ふっ…ふぇ…」



丈…丈…。



部屋をしきりに見渡しても丈の姿はない。



本当に…いなくなっちゃった。



なんなの?



なんで聞こえるの?



丈…おかしくなっちゃった。



あたしおかしくなっちゃったよ。



あたし…こんなに弱かったのかなぁ…?



昨日泣きつかれたはずなのに…
まだ止まらない涙。



大切な人が死ぬのって…
こんなに苦しいんだね?