Seven...YUKI



そう言いながら周りを見渡して
誰もいないのを確認したあたしは、
光輝にキスした。



自分からキスしたことはあるものの、
いざするとなるとやっぱり恥ずかしくて
変な緊張の中ゆっくり唇を離すと
目の前には固まっている光輝。



「…な、何?今の…」



目をまん丸にしてそう言ってきた。



「チョコの…かわり…」



「チョコ?」



「今日バレンタインでしょ?
…でもあたし忘れてて用意してなかった
からかわりに…」



「バレンタイン…」



首をひねって考えこんだ光輝は、



「…あっ」



そうこぼすとなぜか納得した表情。



もしかして…光輝も忘れてた?



そう思うあたしにさっきとは違い
呆れた表情で、



「香奈さんに仕込まれた?」



そう聞いてきた。



「え?何で…」



「雪が自分でこんなことするなんて
思えないし…そうなったら香奈さんしか
いないじゃん?こんなこと考えるの」