「う~ん、いろいろ…と?」
聞き返された光輝は首をひねり
そう答えた。
「まぁ…少しはいい思いしたし…
満足したよ」
意味深な笑みを光輝に向けてくる高嶋。
「いい思い?…って」
そう言った光輝は一瞬にして
顔色を変えた。
「お前…雪に手ぇ出してねぇだろうな?」
光輝が聞くとにやっと笑った高嶋。
「お前…1回殴らせろっ!」
「光輝っ!?」
右腕を引いた光輝を止めようと
腕を掴んだあたし。
でももう遅く、光輝の右手は高嶋の
左頬を思いっきり殴った。
「徹さまっ!」
殴られた衝撃で倒れこんだ高嶋を
車の運転手がすぐさま助けた。
「痛ってぇな…」
運転手に支えられながら立ち上がった
高嶋は殴られた頬を押さえながら光輝を
睨む。
「別にいいだろ…こんなことで
カッとしてんじゃねぇよ…」



