Seven...YUKI



そう言われたあたしたちは顔を
見合わせて、お父さんの側に近寄った。



「お父さん…本当にありがとね」



「あらためてまたうかがいます。
体に気をつけてください」



それぞれあいさつをしたあたしたちは
お父さんにお辞儀をして高嶋を追いかける
ために病室を飛び出した。



高嶋に追いついたのは駐車場。



「高嶋っ」




車に乗る寸前だった高嶋はあたしの声に
気付きこっちを向いた。



「お前ら…」



高嶋は車に乗るのを止め、
こっちに向かってきた。



「今さら負け犬に何の用だよ」



「…ありがとう」



だるそうにパーカーのポッケに手を
つっこむ高嶋にあたしは小さく
そう言った。



「あたしのこと好きになってくれて
ありがとう」



高嶋のことは…今でも好きにはなれない。



けど…誰かが自分のことを好きに
なってくれるなんてすごいことだから。



「俺も…サンキュー、高嶋」



「は?何が」