「あなたが宮さんを助けた方ですよね?」
「そう…ですけど」
「あなたのおかげで宮さんは助かった
んですよ」
お医者さんのその言葉にあたしは
振り返った。
「は?」
「話は聞きました。
もしあなたが助けようとしなければ
宮さんはトラックにひかれて即死。
けどあなたのおかげで命に別状は
ありません」
光輝のおかげで…助かった?
「片足骨折してますし、体中を
ひどくうったせいで入院が必要です。
ですが治療を続ければまた普通の
生活に戻ることができます。
それも全部あなたが助けたおかげですよ」
「よけたとはいえ2人ともトラックに
ぶつかったようですからね。
それであなたは軽傷、宮さんは
命が助かったなんて奇跡ですよ」
お医者さんに続き看護婦さんはそう言い
笑顔で病室から出て行った2人。
「…光輝くん」
「は、はいっ」
2人が出て行ってすぐに宮さんに
呼ばれた光輝。
「話があるんだ…愛莉と…高嶋にも」
宮さんにそう言われたあたし達は
お互いに顔を見合わせた。
「…光輝くん」



