「はい。…お願いします」
『…それは…山村光輝もくるのか?』
え…?
あたしは思わず光輝を見た。
「…いいえっ。来ません」
『…本当だな?』
「はいっ、本当です!」
黙り込んだ宮さん。
…お願い…許して…。
…お願い!
『…いいだろう。
あまり遅くならないように』
「え…いいんですか!?」
あたしは光輝に片手でOKサインを出した。
『あぁ。帰るときはいつものように
迎えを呼びなさい。
井上さんには私から言っておくよ』
うそっ…本当に?
本当にいいの?
「ありがとうございます。それじゃあ…」
ピッ
「許して…もらえたのか?」



