笑ったら…丈がどこかへ
行っちゃいそうな気がするから…。
「…丈…ぐすっ…頑張って…」
「わら…って…はぁ…はぁ…」
「嫌だ!笑えない!丈!!
頑張ってよ!死なないで!」
「……わら…って…――――――」
丈?
「丈?…丈?」
あたしの頬に触れてた丈の手は
いつのまにかあたしの太ももに落ち、
開いていた丈の瞳は静かに閉じた。
……嫌…嫌だ…。
いつのまにか丈の手の中はあたしの涙で
いっぱいになり、
留まりきらなかった涙はあたしの
スカートをつたって地面に落ちる。
丈が死んだ。
真っ白な部屋に白い布。



