光輝からカメラを奪うなんて絶対にダメ。
あたしには出来ない…。
あたしはうつむいた。
「お前…今まで俺の何見てたの?」
「え?」
「3年間も一緒にいて何見てたんだよ」
「な、何が?」
「何で俺が雪よりカメラをとるって
勝手に決めつけて話進めてんだよ」
え…?
光輝の言葉に勢いよく顔をあげた。
「確かにカメラの無い人生なんて
考えられないよ。
でもだからって自分を犠牲にしてまで
俺の夢守る義務なんて雪にはないだろ」
「そうかもしれないけど…」
「それに…そうやって受けてばかりじゃ
なくてこっちだって攻めればいいだろ」
攻める…?
「宮さんに言われっぱなしじゃなくて、
こっちだって何か起こさないと
いつまでたっても変わらないだろ」
「どういう…意味?」
「ちゃんと認めてもらうんだよ。
宮さんに俺達の仲を」
「そんなの無理だよ!」



