Seven...YUKI



「宮さん!!」



リビングに入ると、
今帰ってきたばかりなのかコートを
着たまま電話をしている宮さんがいた。



「はい。
それじゃあよろしくお願いします。
失礼します」



頭を下げながら電話を切った宮さんは、



「何だ、愛莉?そんなに急いで」



と、呆れた顔であたしを見ながら
コートを脱いだ。



「…どこに…電話してたんですか」



「ん?仕事の電話だが…」



「仕事って何ですか!?
どんな内容?何をしたんですか!?」



宮さんの腕を掴み必死なあたし。



「ちょっと待ちなさいっ。
何をそんなに興奮してるんだ」



「今光輝がこの家から出て行くのを
見ました」



あたしがそう言うと驚いた顔の
宮さん。



「光輝のことくびにしたんですか!?」



それ以外に…光輝が家にいる理由なんて
思いつかない。



「何を勘違いしてるんだ?」



「え?」