「丈…」
涙を止められない。
「おい!大丈夫か!?」
丈をひいた運転手や後ろに止まってる
車からも運転手が次々降りてきた。
「すぐに救急車を呼ぶから頑張れ!」
大人達はみんなで助けを求めてる。
「丈…丈…死んじゃやだよ?」
こんなことで丈を失いたくない。
「あい……り?…わ……笑っ…て」
「……わ、笑って?」
丈はゆっくりとうなずいた。
そんなの…。
「できないよ……
こんな状況で笑えない!」
どんどん溢れてくる涙は頬をつたって、
丈の体落ちていく。
「……わ…笑っ……て…?」
「…もう、しゃべらないで…」
「あい……わ…らって……」
嫌だ。
笑いたくない。



