今まであんなに頑張ってきてたのに…。
それをこんなことで簡単に奪うの?
「大好きな人の大好きなものを
奪うなんて嫌だろう?
愛莉が婚約を受け入れれば大切な人を
守ることができる」
最低だ。
この人は最低だ。
「…分かりました」
なんて人なの。
「高嶋と婚約します」
こんな人があたしの父親?
「…分かってくれればそれでいい。
良かったな高嶋」
「はい」
あたしの横で喜ぶ高嶋。
「これで愛莉は高嶋と婚約。
もし今後あいつと何かあったら
どうなるか分かってるね?」
「はい…」
どこまで嫌な人なの?
「もういいよ。部屋に戻りなさい」
「愛莉行こう…」
「宮さん」



