今度こそリビングを出ようとした時、
「はっ…はははっ」
宮さんの笑い声が部屋に響いた。
「何がおかしいの…」
「…愛莉はそう言うと思ってたよ。
そんなとこも琴美にそっくりだ」
「は?」
「愛莉がやめることは無い。
それに…そんなことファンが
許さないだろう」
笑いながらコーヒーを口にする。
「今のは冗談だ。
やめるのは愛莉じゃない」
あたし…じゃない?
「光輝にくんにやめてもらうよ」
楽しそうに話す宮さん。
「え!?」
「光輝くんにカメラマンをやめてもらう。
彼はくびにする」
「なんでそんなこと…」
「私の力ならそんなこと簡単だ。
彼はあの渡部大に気に入られてる
みたいだがそんなの私には通じない」
ダメ…ダメ。
光輝からカメラを奪うなんて…。



