Seven...YUKI



「はい」



「そうか…それなら芸能界をやめなさい」



え?



「宮さん!?」



あたしの後ろにいた高嶋が驚いた。



「どうしても婚約を断るなら
芸能界をやめなさい」



急なことにあたしも高嶋と同じように
驚いた。



でも…。



「そんなこと…」



「分かりました」



「愛莉!?」



横で騒ぐ高嶋とは逆に冷静なあたし。



「それで婚約しないですむなら
喜んでやめます」



静かにそう言った。



「いいのかよ愛莉!」



「別に?…モデルの仕事は大好きだけど
元々どうしても入りたくて始めた
仕事じゃないもん。
高嶋と婚約しないですむならやめたって
かまわない」



それだけ高嶋とは婚約したくない。



「それじゃあ事務所に連絡しといて
ください。失礼します」