Seven...YUKI



「それとさ…宮さんにもっと
優しくすれば?本当の父親だろ?
お父さんって呼んでやれよ」



「あんたに関係ないでしょ」



高嶋の手からシャーペンを奪い返し
勉強を続けた。



あの日から毎日のように宮さんに
説得される。



けど…受け入れることなんて出来ない。



「何が不満なの?良かったじゃん、
父親見つかったんだから。
しかもあの宮聡が父親だぞ!?」



あたしだって…嬉しいよ。



ずっと1人だった。



1人ぼっちだった。



けど…お父さんとお母さんを見つけた。



すごく嬉しい。



でも…父親の権力を使ってあたしの
幸せを奪った宮さん。



そんな人…お父さんなんて呼びたくない。



コンコンコン



「愛莉さま」



ドアをノックする音と同時に聞こえてきた
井上さんの声。



「だんなさまがお呼びです。
リビングへいらしてください」