そう言いながらソファーに座る高嶋。
「あぁ…そうだったな」
話の流れについていけないあたしをよそに
話を続ける宮さん。
「愛莉。高嶋徹と婚約しなさい」
…え?
今…何て?
「正式に宮家に戻ってきて、
高嶋と婚約しなさい」
「待ってください…
いきなりあたしの本当の父親だって
言って…そしたら婚約?」
冗談じゃない。
「なんで高嶋なんですか?
っていうか…高嶋がここに住むことも
理解できてないんですけど」
少しキレぎみに言うあたしに
高嶋が口を開いた。
「俺の父親は今年の春亡くなったって
言っただろ?」
「は?」
「交通事故で亡くなったんだ」
「交通事故…」
「その交通事故に宮さんも関係してる。
だから親のいなくなった俺を
宮さんは引き取ってくれた」
「関係してるって…どういうこと?」



