「じゃあなんであたしは桜園の園長先生に
拾われたの!?」
「愛莉」
やだ…やだやだやだ。
「落ち着きなさい愛莉。こっちへ座って」
泣き止まないあたしをソファーへ
座らせた宮さん。
「落ち着いて…よく聞きなさい」
あたしの手を握るとゆっくり話し出した。
「君は私の娘だ。間違いなく宮愛莉だ」
「…はい…」
「そして君の母親は佐伯琴美
(さえきことみ)と言う人だ。
琴美はKOTOMIと言う名前でSevenの
モデルをしていた」
え…。
うつむいていたあたしは顔をあげる。
「君によく似ているよ…特にその瞳」
そう言った宮さんは立ち上がり、
棚から一冊の雑誌を取り出し渡してきた。
「これが琴美だ」
それは古いSeven。
何年前のものか分からないけど…
とても古い。
その表紙に写っている人…。



