Seven...YUKI



それから…あたしの彼氏。



チャラくて女癖が悪かったくせに
あたしとは初めて女の子と付き合った
男の子みたいにいっつも挙動不審なんだ。



昔はいきなり押し倒してキスしてたくせに
今は手を握るだけであたふたしてる。



目が合っただけでも顔を真っ赤にして
目をそらしちゃう。



けど、そんな丈も大好き。



あたしの知らない丈がどんどん見えてきて
そのたびにどきどきしてる。



それに…そのたびに丈はあたしのことを
大切にしてくれてるって感じる。



今日だって、わざわざ高校から
迎えに来てくれた。



いつものように窓から正門を見つめて、
自転車にまたがって学校から出てくる
生徒の1人1人を確認してる
丈を見つけると友達の声も無視して
急いで丈のところに走っていく。



たくさん生徒もいるのに丈に飛びついて、
照れてる丈の顔を見てまた嬉しくなる。



桜が散りだす5月のこと。



「もう5月だねぇ~」



「そうだな」



「あ、今日修学旅行の話があったんだよ。
すっごい楽しみ」



「そっか、良かったな」



あれ?