「だって、本当のことじゃん」
「そうじゃなくて…
心のからそんなこと言ってんのかって
聞いてんだよ!」
そう言ってあたしを壁に強く押し付けた。
「っ!!…丈…?」
「…お前の本当の気持ちが聞きたい」
本当の…気持ち?
あたしは…。
「もう…俺は我慢出来ないんだよ」
「え?」
「俺は愛莉が好きだ」
心臓が…うるさい。
丈のその言葉であたしは
めまいがしてきた。
怒ってるのか悲しんでるのか。
よく分からないけど確実に真剣な
丈の顔がだんだん歪んでくる。
どんどん涙が溢れてきた。
我慢しても我慢しても涙は溢れてきて…
なんだか…力も抜けてきたんだ。
「えっ…おい、愛莉!?」
「えっ…あっ。
ごめん…なんか…力が入らない…」



