それでいいって…キスするってこと!?
「あのっ…」
「ほら雪。戻れよ元の位置」
あっさり高嶋の案を認めた監督に
意見しようとした時、
高嶋に背中を押された。
「高嶋…」
「みんな待ってるぞ?早くっ」
あたしは周りを見渡して仕方なく
最初の位置に戻る。
「本番いきますっ!」
合図とともに演技再開。
(あたし…獅堂先輩のこと…好きです)
あたしのセリフに振り返る高嶋。
(未央?)
(好きです…)
そう言いうつむくと高嶋があたしを
抱きしめる。
そして…キス。
軽く唇に触れるくらいのキスをして、
すぐにうつむこうとしたあたし。
けど…そんなあたしを高嶋は
逃がさなかった。
(え…んっ…)



