Seven...YUKI



え…なんで?



こんなの台本に書いてないし…
監督だって…。



そう思ってちらっと監督を見るけど
カットの声をかける素振りは無い。



仕方なくそのまま続けたあたし。



「はいカット!!」



監督のその声ですぐに高嶋から離れた。



「高嶋!何すんのっ…」



「監督。今のとここれでいいですよね?
なんかこっちの方が気持ちが伝わるって
いうか」



あたしの言葉を無視して監督の方を
向く高嶋。



「う~ん…」



高嶋の言葉にモニターを見つめて
目を閉じ、少し考え込んだ監督。



けどすぐに顔をあげ、



「そうだな。今のはこれでいこう」



と笑顔になった。



「それじゃあ次のシーンいきます。
場所を移動しますので!」



スタッフの声でぞろぞろと移動をする。



「今のでいいんだって?」



目を見開いて固まっていたあたしの
顔を覗き込んで得意げに笑う高嶋。