まだ若くて優しいお姉さん。
「撮影は10分後だからここで
待っておこっか」
Plululu~♪
「あっ、ちょっとごめんね…
はいもしもし」
腕時計を見つめていた田所さんは
携帯を取り出し電話に出ながら
人の少ないところへ歩いていった。
「久しぶり」
田所さんが離れてすぐ、台本を
見ていたあたしの目の前に現れた人。
顔をあげるとお茶を飲みながら
笑ってる高嶋。
「無視?冷たいね~。
新人にはそんな態度なんだ」
高嶋だからでしょ…。
高嶋から視線を台本に戻した。
「楽しみだな、撮影」
あたしの隣のイスに座った高嶋は
そう言いながらあたしの顔を覗き込む。
「近づかないでよ…」
「いいじゃん。どうせ今からラブラブ
すんだし」
あたしの肩に頭をよせてきた。
「ちょっと高嶋くん!?」



