Seven...YUKI



「いや、それなら別にいいんだ。
あいつが相手なら俺は諦めるよ。
あいつに勝てるわけないし?じゃあ!」



そう言って顔に似あわず
爽やかに去って行った。



いやっ!待って!



あたしが丈と付き合ってる?



それもしかして噂とかになってんの?



でも…しょせん噂だもんね。



「噂じゃあ意味ないもん…」



「何が意味ないの?」



え…え!?



後ろから聞こえた声に振り返ると
そこにはぽっけに手を突っ込んで
眠そうにあくびをしながら
あたしを見てる丈がいた。



「えっ?ちょっ…何が?」



「はっ…あわてすぎでしょ」



もしかして…聞いてたの?



何も言えないでじっと突っ立ってる
あたしに丈は不思議な顔で聞いてきた。



「何が意味ないの?」



「えっ?」



「何が?」



「…ううん?何でもない」