Seven...YUKI



「あたし達にはもう必要ないと思うの。
何度も読んだし。
もし良かったら愛莉ちゃんに
持っててもらいたいんだけど…」



「そんな!あたしなんかに…」



「まだ子供だった丈にとってあなたは
心から愛した女性よ?
だからあなたに持っててもらいたいの」



「…でも」



「それに…」



そう言って光輝の方を見るおばさん。



「え…」



「あなた愛莉ちゃんの彼氏さんでしょ?」



「はい…でもなんで…」



「どことなく丈に似てるし…
丈と同じものを感じる。
それに、愛莉ちゃんの元カレのお墓参りで
誰よりも長く、真剣に手を合わせてた。
きっと、いい人よ」



「おばさん…」



「きっと丈も認めてると思うし。
でも、丈のことは忘れてほしくないから
これを…」



目の前に差し出された丈の日記を
ゆっくり受け取った。



「ありがとう、愛莉ちゃん」



「…はい」



あたしは日記を抱きしめその場に
しゃがみこんで泣いた。



「…雪、俺喫茶店にいるから」