園のみんなは喫茶店に向かう。
あたしも行かなきゃって思うけど…
体が動かない。
自然に涙がこぼれる。
「雪?」
動こうとしないあたしが不思議なのか
あたしに声をかける光輝。
「あっ…ごめん」
思わず涙を拭く。
「…愛莉ちゃん」
あたしの側に近づいてきたのは
丈のお母さん。
「今日はありがとう。
今活躍してるみたいね?
雑誌で見つけたときびっくりしちゃった」
「…はい」
「ちょっと遠いけどまたいつでも
お墓参り来てあげてね」
今度は丈のお父さん。
「はい。毎年来ます」
「それと…これなんだけど」
そう言って丈のお母さんが
かばんから出したもの。
「これ…」
丈の日記…。



