Seven...YUKI



そんなある日、驚いたことが起こった。



滝さんが男に戻った。



突然…メイクもせず、ヅラもつけず、
服装も男に戻って仕事場にやってきた。



初めて見る滝さんの男バージョンは
本当にかっこよくて…。



正直光輝よりもずっとイケメンだった。



今は5月で滝さんが男に戻って
1ヶ月以上経つのに驚いてばかり。



「そういえば…滝さんの本名って何?
滝沙耶って当然偽名でしょ?」



キッチンでお皿を洗ってたあたしは
テレビを見てる光輝に尋ねた。



「忘れた。男でも女でも滝さんだったから
名前で呼んだこと無いし」



「そっか~…何なんだろう…」



Plululu…Plululu…



はてなが浮かぶあたしの言葉を
さえぎるように鳴り響くあたしの携帯。



「雪、携帯なってるぞ~
えっと…桜園から」



「もう!勝手に見ないでよ!」



タオルで手を拭きながら光輝に近づいて、
携帯を手に取った。



「俺は父親…?」



「何?」



「別に」