「言えないよ…」
それに…きっと光輝は気付いてる。
瞳さんがSevenに戻ってきてからの光輝は
いつも以上に優しくなった。
きっとあたしが瞳さんに
つらく当たられてることに
気付いたから。
それでも聞かないのは光輝の優しさ?
あたしから言うのを待ってるのかも
しれない。
3月になって2週間たったある日。
香奈さんと光輝のお兄さんの子供が
生まれたって知らせが入り
あたし達は急いで病院に向かった。
「香奈さん」
病室に入ると笑いながら話してる
香奈さんとお兄さん。
「あら、来てくれたの?」
「当たり前じゃないですか。
あ、こんにちはお兄さん」
あたしは光輝のお兄さんにお辞儀をした。
「こんにちわ。ここ座って」
そう言って赤ちゃんが寝てるベッドの
すぐそばにいすを用意してくれた。
あたしと光輝はそこに座りベッドの中を
のぞく。



